旅行や出張で、新幹線を使う方は多いのではないでしょうか。
新幹線での移動時間の暇潰しとして、インターネットは欠かせないよね。
東海道新幹線や北陸新幹線では、無料のフリーWi-Fiが使えます。
しかし、「新幹線のフリーWi-Fiって本当に安全なの?」と疑問を抱えている方はいませんか?
そこで、当記事では「Shinkansen Free Wi-Fi」の危険性やリスク、安全に使う対策についてまとめました。
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新幹線のフリーWi-Fiの基本情報
1回の利用時間 | Shinkansen Free Wi-Fi:1回で30分 JR-EAST FREE Wi-Fi:1回で3時間 |
1日の限度回数 | Shinkansen Free Wi-Fi:制限なし JR-EAST FREE Wi-Fi:制限なし |
利用できる時間帯 | 鉄道が走っている時間帯 |
メンテナンス | 不明 |
接続方法 | メールアドレスの登録やSNSアカウントによる認証 |
通信速度の目安 | 下り9.73Mbps~17.04Mbpsが目安 |
新幹線のフリーWi-Fiの基本情報は上記の表のとおりです。
新幹線の車内限定で、「Shinkansen Free Wi-Fi」と「JR-EAST FREE Wi-Fi」が提供されています。
新幹線の路線ごとに提供されているフリーWi-Fiは以下のとおりだね。
フリーWi-Fi | 新幹線の路線 |
Shinkansen Free Wi-Fi | ・東海道新幹線 ・山陽新幹線 ・九州新幹線 |
JR-EAST FREE Wi-Fi | ・北海道新幹線 ・東北新幹線 ・山形新幹線 ・秋田新幹線 ・上越新幹線 ・北陸新幹線 |
1回の接続時間はShinkansen Free Wi-Fiが30分、JR-EAST FREE Wi-Fiが3時間です。
しかし、どちらのフリーWi-Fiも1日の利用回数に限度はありません。
新幹線のフリーWi-Fiは安全?リスクについて解説
新幹線のフリーWi-Fiが安全なのかどうか、リスクについて解説していきます。
新幹線を頻繁に利用する方は要チェックです。
個人情報が漏えいするリスクがある
新幹線に限らず、フリーWi-Fiには個人情報の漏えいのリスクがあります。
第三者に盗み見されて、個人情報が盗まれる被害は決して少なくありません。
新幹線のフリーWi-Fiは暗号化されていないから、次の3つの注意点があるよ。
- メールやSNSのメッセージの内容を見られる
- カード番号やパスワードが漏れる
- 大事なデータを盗み取られる
誰でも簡単に接続できるからこそ、悪意のある第三者が通信を傍受する恐れがあります。
偽のアクセスポイントに接続するリスクがある
新幹線のフリーWi-Fiと接続する際は、偽のアクセスポイントに気を付けましょう。
アクセスポイントとは、無線接続するための電波を送受信する機器のことです。
正しいアクセスポイントは「XXXX-ab00-1234」でも、0(ゼロ)からo(オー)に変更して「XXXX-aboo-1234」となりすますケースは多々あります。
間違って偽のアクセスポイントに接続すると、個人情報やクレジットカード情報を抜き取られるリスクがあるよ。
そのため、新幹線のフリーWi-Fiを利用するときは、本当に「Shinkansen Free Wi-Fi」や「JR-EAST FREE Wi-Fi」なのか確認してください。
ウイルスやマルウェアに感染するリスクがある
新幹線のフリーWi-Fiは、セキュリティ対策が徹底しているとは言えません。
セキュリティ方式が弱いと、ウイルスやマルウェアに感染するリスクがあります。
偽Wi-Fiへの接続で、ウイルスに感染する話は決して珍しくないよ。
新幹線のフリーWi-Fiを使ってサイトを閲覧する際は、セキュリティを高めた「https」から始まっているのかどうか確認しましょう。
新幹線のフリーWi-Fiを安全に使う方法
上記では、新幹線のフリーWi-Fiに個人情報漏えいや偽アクセスポイントのリスクがあると説明しました。
「本当に大丈夫なの?」と不安になる方はいますが、安全に新幹線のフリーWi-Fiと接続する方法はあります。
それは、有料のVPNサービスの導入です。
VPNとは「Virtual private network」の略称で、強力な暗号化で安全にインターネットを通信する技術を指します。
引用:アリオン株式会社
上記のイメージ画像を見ればわかるとおり、専用のトンネリングを作って第三者からのアクセスを遮断できる仕組みです。
VPNを導入して新幹線のフリーWi-Fiを利用すると、セキュリティ性をしっかりと高められます。
だけど無料のVPNは暗号化強度が弱いから、導入する意味がないね。通信速度が遅いデメリットもあるよ。
情報漏えいや偽アクセスポイントの被害を防ぐには、有料のVPNサービスを利用すべきです。
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新幹線のフリーWi-Fiの特徴を解説
新幹線のフリーWi-Fiには次の3つの特徴があります。
他のフリーWi-Fiスポットと何が違うのか見ていきましょう。
1日の利用回数に制限なし
新幹線のフリーWi-Fiは、1回の利用時間に制限があります。
新幹線のフリーWi-Fi | 1回の接続時間 |
Shinkansen Free Wi-Fi | 1回30分 |
JR-EAST FREE Wi-Fi | 1回3時間 |
Shinkansen Free Wi-Fiは、1回で30分しかインターネットに接続できません。
だけど、どちらのフリーWi-Fiも1日の利用回数に制限はないよ。
30分が経過して接続が途切れたら、もう一度接続し直せば大丈夫です。
メールアドレスやSNSアカウントの登録だけで使える
新幹線のフリーWi-Fiは、メールアドレスやSNSアカウントの登録だけで使えます。
次のステッカーが車内に貼り付けてあれば、フリーWi-Fiサービスの利用が可能です。
東海道・山陽・九州新幹線:Shinkansen Free Wi-Fi
画像出典:新幹線車内無料Wi-Fiサービス
北陸新幹線 E7系:JR-EAST FREE Wi-Fi
画像出典:新幹線車内無料Wi-Fiサービス
使用するメールアドレスは、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールで大丈夫だよ。
ギガを節約するために新幹線フリーWifiに登録してみた。 pic.twitter.com/La0hqgZ33Y
— mhl@元南CA移民→次は北CAへ (@mhl_bluewind) November 13, 2018
Xの口コミを見てみると、ギガを節約する目的で新幹線のフリーWi-Fiを利用している方がいました。
インターネットの通信速度は遅い
新幹線のフリーWi-Fiは、インターネットの通信速度が遅いところが難点です。
Xでは、「どうやっても接続できない」「ネットに繋がらない」とのコメントがありました。
新幹線のwifi 、どうやっても接続できない
— 佐藤太郎 (@Tarozesmarken) September 29, 2024
新幹線wifi接続することでネット繋がらなくなるのマジで地雷
— みやまからす (@bsmiyamakarasu) September 29, 2024
動画の再生はスムーズにできないかも。また、重いファイルのダウンロードは時間がかかるね。
快適にインターネットを利用したい方は注意が必要です。
新幹線のフリーWi-Fiに接続するステップ
新幹線のフリーWi-Fiに接続するステップはこちらです。
- スマホで設定画面を開き、Wi-Fiへの接続をONにする
- 「Shinkansen Free Wi-Fi」または「JR-EAST FREE Wi-Fi」を選択する
- 画面の案内に従って、利用規約や注意事項に目をとおす
- メールアドレスやSNSアカウントを入力して登録する
- セキュリティレベルを確認して同意する
- 「インターネットに接続されました」と画面に表示されたら完了
たったこれだけの手順で、無料でインターネットが使えます。
通信スピードは早いとは言えないけど、データ通信量の節約にはもってこいだね。
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新幹線のフリーWi-Fiに繋がらない時の対処法
お使いの端末や場所によっては、インターネットに接続できない場合があります。
そこで、新幹線のフリーWi-Fiに繋がらない時の対処法について見ていきましょう。
インターネットへの接続時間を確認する
東海道新幹線や山陽新幹線のShinkansen Free Wi-Fiは、1回の接続時間が30分です。
30分間を過ぎると、自動的にインターネットへの接続が中断されます。
フリーWi-Fiに繋がらない時は、まず最初にインターネットへの接続時間を確認すべきだね。
30分を超過したら、もう一度接続し直しましょう。
トンネル内を過ぎてから接続する
新幹線のフリーWi-Fiは、ドコモやauなどの携帯電話回線と同じ電波を使っています。
つまり、トンネルや山間部など、電波が届きにくい場所を走っているとWi-Fi接続が切れやすいよ。
こればっかりは仕方がないため、トンネル内を過ぎてから接続を試してみましょう。
Wi-Fiを利用できる車両に乗る
新幹線はすべての車両でフリーWi-Fiが使えるわけではありません。
Wi-Fiと接続できない車両はあります。
新幹線WiFi無し車両だった🚄 #話題のお菓子 #スマイルプリンセス #TWSプリンセスに会いに pic.twitter.com/5EnMZUQP8Q
— えいへいじ (@ei_heiji) August 10, 2019
指定席の場合は仕方がありませんが、フリーWi-Fiのステッカーが貼り付けてある車両に乗りましょう。
新幹線のフリーWi-Fiに関するよくある質問
- 新幹線のフリーWi-FiはSNSでログインできますか?
-
メールアドレスだけではなく、X(旧Twitter)やFacebookのアカウントでログインできます。
ただし、北陸新幹線 E7系のJR-EAST FREE Wi-Fiは、メールアドレスによる登録のみです。
- 新幹線のフリーWi-Fiで動画を視聴できますか?
-
新幹線のフリーWi-Fiのスピードは早いとは言えません。
そのため、動画の視聴で再生が止まったり、画質が悪くなったりといった可能性は十分にあります。
- 新幹線のフリーWi-FiでZoom会議はできますか?
-
インターネットに繋がれば、Zoom会議はできます。
しかし、ほかのお客さんのご迷惑にならないように注意してください。
まとめ
以上のように、新幹線の車内ではフリーWi-Fiが利用できます。
メールアドレスやSNSアカウントで登録を行い、「Shinkansen Free Wi-Fi」または「JR-EAST FREE Wi-Fi」に接続するだけです。
しかし、無料Wi-Fiはセキュリティ性が低く、情報漏えいやウイルス感染のリスクがあります。
そこで、新幹線のフリーWi-Fiを使う際は、有料のVPNサービスの導入を検討してみてください。
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